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中継ぎ役の名称…
特急『陽命』・特急『湯滝』

現在の日光急行線・日光鬼怒川線の特急列車・急行列車のルーツと共に、その名称の歴史を特集します。

現在の名称




△現在の特急列車の名称である『陽炎』と『あかなぎ』の幕。

 現在、日光急行線には2つの特急が存在する。1つは浅草と鬼怒川温泉を結ぶ特急『あかなぎ』、もう1つは本線格でありメインルートである浅草と日光を結ぶ特急『陽炎(かげろう)』である。現在ではその特急の補佐的な役目を持つ急行(格下げされたままの特急ダイヤ)として、日光とを結ぶ列車に『不知火(しらぬい)』、鬼怒川温泉とを結ぶ列車には『りゅうず』の名称が使われている。しかし、この名前は日光急行線大改革によって誕生した名称であり、以前は別の名称であった。



△特急列車の補填する意味合いで運転されている急行『不知火』と『りゅうず』の幕。
日光急行電鉄時代や改革前の日光急行線では急行自体が設定されていなかった。

改革の中で登場




△日光急行電鉄時代より使われた名称である『二荒(ふたあら)』と『皇海(こうがい)』の幕。

 しかし、日光急行線が一独立の鉄道会社だった時の特急の名称は違っていた。それまでは日光方面の特急を『二荒(ふたあら)』 、鬼怒川温泉方面の特急を『皇海(こうがい)』の名称で走らせていた。しかし、総馬電鉄日光急行線となった後の2012年より行われた『日光急行線大改革』により、それまで運転されていた列車をほぼ全面的に置き換えることとなった。その最中で、当時の特急車両の運行と平行して新型車両への変更を行うと、列車ごとに乗車率が違いすぎる事態となることが予測された。そのため、2012年3月改正で特急運転を全て中止し、既存ダイヤの特急は停車駅を増やした上で急行列車化し(名称もそのまま継承)、新型車両で運行できるようになった列車から特急へ格上げすることとなった。そのために用意された列車名が『陽明(ようめい)』と『湯滝(ゆだき)』という名称であり、それぞれ日光特急・鬼怒川特急にそれぞれ使用されていた。

登場時より見えていた終焉




△改革の際に用いるため用意された名称である『陽明(ようめい)』と『湯滝(ゆだき)』の幕。

 かくして、新型車両である7200系の増備に伴い、急行に格下げされていった嘗ての特急『二荒』と『皇海』は、車両の置き換えと同時に、格上げという形で特急に復帰してゆく。
この時には既に正式な特急列車の名称として特急『陽炎(かげろう)』・『あかなぎ(赤薙)』の名は決まっていたのだが、なぜ陽命・湯滝という名称を暫定的に使用したのであろうか。これは改革が完了後の改正より正式に使用開始する名称であり、改革時期の最中では採用できないという、いわゆる完全な新世代…新しい日光急行線となった際に使用開始するための名称であったという見方が濃厚である。
 そして、改革が完了した2014年9月ダイヤ改正で列車名が正式に変更され、日光方面の特急は『陽炎(かげろう)』、鬼怒川温泉方面の特急は『あかなぎ(赤薙)』と改称。また、格上げされずに残っていた嘗ての特急である急行も、日光方面が『不知火(しらぬい)』、鬼怒川温泉方面は『りゅうず』と名称を変更した。今ではこの『陽明(ようめい)』と『湯滝(ゆだき)』という名称を顧みるものは少ないが、現在でも日光急行線でのイベントの際に、この列車の名称が表示されることがある。

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