『湘南電車113系の思い出』
JR東海の普通電車の重鎮として、主役として、長い間走り続けた113系電車。
しかしながら、今年2007年3月18日ダイヤ改正を持って、全車が引退してしまった。
地元では一番見慣れていた電車だったが、その車両が走っている姿は見られなくなってしまった。
引退してから、既に1ヶ月以上たちますが、『さらば東海道線の英雄たちよ』から名称を変えて、
私が今まで撮影してきた、JR東海113系電車の勇姿を公開していきたいと思います。
長い駄文とは思われますが、最後までお付き合いいただければ幸いと思います。

画像は全て縦240×横320にしてあります。

(2006年11月29日,8:00沼津駅にて撮影)
私は2006年4月から2007年の2月まで、朝の通学は、113系にお世話になってきました。
それは、いつも利用する列車(沼津8:09発下り普通電車静岡行)に113系が使用されていたからです。
すでに東海道本線のJR東日本区間(東京〜熱海)には113系電車は既になく、
JR東海の113系電車(T編成)がJR東日本車の相方として東京の方に足を伸ばしたのも昔の話。
静岡ローカル運用のみで活躍するのみとなったが、3連に4連や6連、7連、そして堂々の8連。
いろいろな需要のダイヤにマルチに対応した電車でした。

*この列車は、2007年2月5日くらいに、313系8両での運用に変更されました。
  
(どちらも11月29日に沼津駅にて撮影)
左の写真は、JR東海371系『特急あさぎり2号(沼津8:00発)』との並び。
「8時ちょうどの〜あさぎり2号で〜♪(あずさ2号の替え歌で)」歌いづらいな(汗
平成3年3月16日の、急行列車から特急への格上げと共に371系・小田急20000形が、
特急『あさぎり』として運用されています。古さが隠せない113系と、371系は登場から16年以上、
色褪せない、その姿(パンタグラフが変更されるなどで変わってはいるが)の特急列車は、
毎日、沼津駅で会話を交わす。そして、先に出てゆく後輩(371系)を見送りつつ、発車を待つ。

右の写真は、JR東日本E231系1000番代車(近郊型)車との並び。
JR東日本区間(東京〜熱海)の113系を置換え、次第に数を増やしていった近代電車E231系。
東京を早朝に出発し、朝8時5分に沼津に到着。8時9分に沼津を発車する、静岡行に連絡する。
恐らく、一昨年(2005年)までは、このダイヤは113系電車で走っていただろうことを思うと寂しく、
『世代交代』を思わせる、この並びを見るたびに、寂しい気持ちになりました。
  
(2006年6月3日,8:30くらいに沼津駅にて撮影)
一見すれば、別の列車ですが、この2枚をとる前まで編成を組んでいました。
島田駅を6時38分に出発し、8時7分に沼津停車、三島に8時13分に到着後、
8時25分に三島駅を経ち、豊橋駅へと向かう列車でした。
この列車は、沼津駅で後ろに連結されていた4両を切り離して、前の4両のみが豊橋に向かう。
そして、途中の富士駅で特急ワイドビュー東海1号静岡行に追い抜かれていました。
その特急ワイドビュー東海もなき今、日中の旅客列車は各駅停車のみが走るローカル線である。

*この列車は、313系と211系で運転する6両編成の列車となり、区間も浜松までと短縮されてましたが、
2007年の3月18日ダイヤ改正で、静岡までの列車と短縮されました。

(2006年11月9日,7:48三島駅,同日8:03沼津駅にて撮影)
どちらも同じ列車ですが、シルバー系が主だった塗装の現在系の車両にはない、
国鉄の面影をよく残す。湘南色が朝日に照らされると、ことのほか明るく見える。
何より、四角いライトが主流になった中で、丸ライトで優しそうな目をした形式でもあった。
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